大学生協学びと成長事業サポート

仕事の魅力を後輩に伝える

time 2018/04/04

後輩や後任に仕事を引き継ぐ時は、手順や時期といった「やり方」ばかりになりがちですが、最も重要なのは、その仕事のやり甲斐や楽しさを伝えることです。実際には、仕事は楽しいことばかりではありません。困難があっても、それを乗り越えて実現したときに大きな達成感・充実感が得られます。
これまでの仕事を振り返り、その魅力が何だったのかを明らかにするワークを紹介します。

 

ヒーローズジャーニー

神話学者のジョセフ・キャンベルは、数々の神話を研究しているうちに、多くの神話に共通するストーリーのパターンがあることに気付き、このストーリーのパターンをヒーローズジャーニーと名付けました。神話に限らず、ハリー・ポッター、スターウォーズ、マトリックス、踊る大捜査線、天空の城ラピュタなど、数々の映画でもヒーローズジャーニーに沿ってストーリーが展開しています。

これまでの仕事をヒーローズジャーニーの枠組みに当てはめて振り返ることで、関わったメンバーの共感を生み出し、高次元な仕事の魅力を明らかにすることができます。このワークには、後輩に仕事の魅力を伝えたり、次の1 年間への期待を高めたりする効果があります。

研修実践レポート[ヒーローズジャーニー]

島根大学リーダーズ研修(2016年9月)

島根大学の2〜4年生の講座スタッフが、これまでの活動を総括し、仕事のやり甲斐を再確認する目的で実施しました。仕事量が多く疲弊することもありましたが、1年間を振り返ってみると着実に成長していることが実感でき、改めてモチベーションが高まりました。

愛媛大学、松山大学合同リーダーズ研修(2016年9月)

講座スタッフの仕事の魅力を新人スタッフに伝えるプレゼン制作の導入として実施しました。業務内容やプロセスではなく、内面的なやり甲斐を浮かびあげることができました。

高知大学、徳島大学、鳥取大学、山口大学、下関市立大学、梅光学院大学、水産大学校合同学生リーダー研修(2016年11月)

講座スタッフや新学期サポートスタッフなどの学生組織のリーダーが、後輩を育成し強いチームを創るための合同研修でヒーローズジャーニーを実践しました。敢えて、異なるチームのメンバーになるようにグループを編成し、これまでの活動を振り返りました。チームが違っても、必ず困難があり、それを乗り越えたストーリーには共通点も多く、自分達がやってきたことに自信を持つことができました。

【work】ヒーローズジャーニーによる仕事の魅力の可視化

step.1 模造紙にヒーローズジャーニーの枠組みを描く

step.2 ヒーローズジャーニーに沿って過去の出来事を振り返る

ヒーローズジャーニーの順番に沿って過去を振り返り、エピソードを模造紙に記入していきます。ヒーローズジャーニーの12 のステップをすべて網羅する必要はありませんが、次のような観 点で振り返りをします。

1. 活動を始める前はどんな日常生活だったのか?

2. 活動を始めるきっかけは何か?

3. 辞めようと思うような大きな出来事、困難は何だったか?

4. それをどうやって乗り越えたか?

5. 最終的に、何を得る事ができたのか?

6. 活動が終わり、活動を始める前と今の自分がどう変わったのか?

step.3 仕事の魅力を象徴するエピソードをまとめる

ヒーローズジャーニーに書かれた様々な出来事を一般化してまとめすぎると、かえって魅力が失われてしまいます。ドキュメンタリー映画のシナリオを考えるようなつもりで、仕事の魅力が伝わるエピソードを抽出してみましょう。

 

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